IE7beta入れると、NASからのプログラム起動に制限がかかりますが

Microsoftより、新たなウェブブラウザとなるInternetExplorer7のベータ版が公開されています。

私的見解ですが、標準でタブ機能を搭載するなどなかなか魅力的なブラウザに仕上がっていると思います。
ところが、セキュリティ機能を強化するがあまり、やや冗長とも思われるアラートが出るようになっています。

以前も書きましたが、僕の環境ではNAS上に小さなアプリケーションをインストールします。どの端末からでも同じような環境でアプリケーションを使用するためです。同じアプリケーションを何度もインストールするのは面倒ですので。

そのような環境でIE7betaをインストールした場合、NASからデジタル署名の入っていないプログラムを起動するとアラートが表示されるようになります。この機能はIE7をアンインストールしても残るため、無効に出来ずに困っているとブログに書いた所、通りすがりの方より解決方法のコメントを頂戴いたしました。この場を借りて設定方法を公開させていただきたいと思います。



■InternetExplorer7betaをインストールした環境で、NASからプログラムを起動する際のアラートを無効化する方法

1)IEを起動します。

2)Altキーを押してメニューバーを表示させ、[ツール(T)]→[インターネットオプション(O)]とクリックし、インターネットオプション画面を表示します。

3)[セキュリティ]タブをクリックします。

4)[ローカル イントラネット]をクリックすると、[サイト(S)]ボタンが押せるようになるので、[サイト(S)]ボタンをクリックします。

5)[ローカル イントラネット]画面が表示されるので、[詳細設定(A)]をクリックします。

6)[このWebサイトをゾーンに追加する]欄に、NASのホスト名を入力します。例えばNASのホスト名が fileserver である場合、ここに fileserver と入力します。以下に、OKとNGの例を書いておきます。

◆欄内に入力する文字列の例。仮にホスト名:fileserver、IPアドレス:192.168.0.200とする。また、このNASのフォルダをN:\としてマウントしているとする。

○ fileserver
○ \\fileserver
○ file://fileserver
○ N:
○ file:///N:
× http://fileserver
× cifs://fileserver
× smb://fileserver
× 192.168.0.200 (IPアドレスは×)
× file://192.168.0.200

7)OKボタンを順次クリックしていきます。「インターネット オプション」画面の[OK]ボタンを押下した段階で設定が反映され、アラートが出なくなります。IEを再起動する必要はありません。


※この方法はIE7betaをアンインストールしてIE6に戻した環境でも同様に設定することができます。その場合、4)の[ローカル イントラネット]という項目は[イントラネット]という名前になっています。