クリエイトしてる

僕はいろんなものを自分で作る。名刺、CD、ポトフ、アップライトベース、ライブハウスの検索エンジン、換気扇をリモコンで操作するシステム、ちっちゃいギターアンプ、変換ケーブル、イベントのオープニングで流す映像、ブログを巡回するプログラム、クリックマシンをハイハットに固定する金具、など。

人に言うと、よく「そんなものまで自分で作れるの!?」と驚かれたりしますが、、大抵は中学校で習った事の応用で誰でも作れるものばかりです。年代にもよると思ういますが、僕らの頃(1979生)ははんだ付けも料理もお絵かきソフトもプログラミングもオームの法則も金属加工も、義務教育で勉強しました。今の子供たちってはんだ付け勉強しないのかな。
人によっては、金属に穴を開けることができない(やりかたを知らない)人もとっても多いようです。穴なんてふつーにドリルで開けられるのに(材質による)。


ちょっと昔、某巨大匿名掲示板にて、「エアコンを自作」するスレッドを見たことがあります。バイクのエンジンを使うだとか、、うるさいから駆動部を地中に埋めるだとか、自動車用コンプレッサーを使うとかり近くにある川を利用して冷却するとか、なんとか自分でエアコンを作るといった内容。で、能率がどうとか言ってます。最高にバカで最高におもしろそう。エアコンだって個人で作れるんです。

売ってるものを使うより、作った方が安いといってるわけではありません。むしろ今の時代は家電製品なら売ってる物の方が絶対に安いと思います。そういうことではなく、今見えている全てのものは、必ず誰かが作ったものだという実感が最近の人たちには欠如しているのではないか、と思うんです。

このディスプレイもマウスも誰かが設計し、デザインし、誰かが材料を作って誰かがプログラミングして誰かが組み立てたもの。道具として機械を使ってはいますが、たくさんの人間の手がかかっています。エアコンしかり、CDしかり、今鍋で煮えているペンネしかり。こういった、今世界にあるものの「作り方」をいろいろ想像するのはすごくエキサイティングで楽しいことだと感じています。


ところで、僕が学生の頃は、商品は2つの種類がある。それは「財とサービス」だ、なんて聞いた気がします。でもこの枠の中に入らない商品も最近多いのではないか、と思ったりもします。
例えば、「情報」なんてのはどっちに入るんでしょうか?誌面やCD、ダウンロードで取得したら財?口頭でもらったらサービス??よくわからない。他にも「表現」なんてのはどうでしょう。著作権関係では表現にもお金は発生します。これは財?サービス?詳しい人説明まってます。

ともかく、いろんな商品には作者がいる。改めて考えてみるとすごい人ばかりだ、と感じる毎日です。