NAS!NAS!

今回はNASを買っちゃった、という話ではなくて、最近NASが欲しくなっちゃった、ってな話。5年前の僕なら、「NASってあのヒップホップの人ね」と間違いなく言ってたでんですが、今回はパソコン関係のNASについてです。

このNASなるものは一体何かと言うと、「ネットワーク上で共有されている記憶装置」のことです。Network Attached Strage の略。外付けハードディスクをネットワーク化しちゃった、というか、ネットワークアダプタにハードディスクくっつけちゃった、というか、そんなやつ。よくオフィスで使われているアレですね。


僕の家は複数台の端末からなる小規模なネットワークが組まれています。ほぼWindows。その中で常時稼働しているサーバ的なパソコンが1台います。HTTPサーバ、プリントサーバ、テレビ録画などの仕事をしてますが、普通にブラウシングや音楽再生もするので完全なサーバ機では無いですね。マウスもキーボードもディスプレイもついてるし。以下、これを「V機」と呼びます。

昔は低スペックのLinuxマシンにネットワークケーブルだけさしてHTTPサーバに使っていたのですが、どうも最近そういうやり方はあまり好きではなくなってきました。理由は、

1.どうせテレビ録画するので別にWindowsのPCを起動しなければいけない(Linuxでやる気しない)。騒音、発熱、コスト的な面からも好ましくない。
2.けっこうほったらかしになるので異常に気づきにくい。気がつけば壊れていたり(実話)、アタック受けても被害がでるまで気づかなかったりする(実話)。
3.環境整備が手間

こんなところです。もちろん作業を切り分けられるので高速とか、セキュリティ的に安全といのは感じますが、それよりもやはりデメリットの方が大きく感じた、ということです。


みなさんも、それぞれのパソコンに「必ずインストールする小規模なプログラム」というのはいくつかあると思います。ブラウザ、圧縮解凍、時計、メディアプレイヤー、エディタ、ファイラ、スクリプトエンジンなどなどのフリーソフト。いろいろ知ってしまうともうなきゃダメって感じになりますし、あっちには入っていてこっちにはない、というものは少しイラっときたりします。

僕はこういう小さなアプリケーションでインストーラがついていないもの、もしくはインストーラはついていてもレジストリに設定を書き込まないものなどはシステムドライブとは別の専用フォルダで管理しているのですが、ひょっとしてそのフォルダごとネットワークで共有できたら便利なんじゃないか、と思った次第です。


そこでNASがあれば便利だったんですが、持ってなかったため今回はさきほどのV機の内蔵ハードディスクを共有することにします。V機には物理的に2機のハードディスクが接続され、論理的に4つのドライブがありますが、内2つをドライブごと共有し、他のパソコンではそれをネットワークドライブとしてマウントします。これであたかもそのドライブが各端末PCに接続されているローカルドライブのような操作性を得れるのではないかと。もちろんセキュリティ的に好ましくないソフトや動作が端末環境に依存するもの、ファイルがデッドロックしそうな物は共有を見送ります。そうそう、V機をクライアント的に使用する場面を考え、共有ドライブを他のマシンと同じドライブレターでネットワークドライブとしてさらにマウントさせました。

やってみて驚きでした。わが家の回線速度は100Mbpsなので、少々荷が思いかとも思ったのですが、結論から言ってめちゃくちゃ快適です。アプリケーションといってもたかだか数百KBで収まってるものがほとんどなのでそんなに回線速度はネックとならなかったようですね。。また、共有フォルダのままにしないでドライブとしてマウントすると、接続のたびに探しにいったりしない?(詳細不明)(キープアライブされてる感じ?)のでストレスなしです。アプリケーションの起動にいつもより0.5秒ぐらい待たされる感じですね。

もっと早いうちからやっときゃよかったなって思いました。現状、満足。ユビキタスな環境を考えると、ほんとにパソコンてのは「端末」っていう意識になっていくものですね。原点帰還。


そいでそいで、日記を書き終える頃にはもうNASを買ってきた始末。後でレビュー書くとします。